晴漕雨読、ときどき山林

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マンガの指南書

「現代マンガの冒険者たち」 南信長

最近のマンガに焦点をあてた評論集。
ビジュアルの変革者(井上雅彦など)、Jコミック(岡崎京子など)、ギャグマンガ(吾妻ひでおなど)、ストーリーテラー(浦沢直樹など)、少女マンガ、と系統立てて解説。

りぼんやちゃお、少年チャンピオンくらいから語られているので、ちょうど自分のマンガ史と合う時流で、知ってるマンガも多く、おもしろく読めた。

いしかわじゅんのマンガ評論とは大きく違って、たくさんの資料に基づいて書かれているので、マンガ界を理解しやすい。
インタビューや画風から誰の影響を受けたか、などなど。

びっくりしたのが、ちばてつやってすごい漫画家だったのだ、ってこと。
井上雅彦や大友克洋など、革新的な漫画家たちが、かなり影響を受けた、とインタビューで答えている。
「キャプテン」とか、地味な印象しかないのだけれど、プロから見るとすごかったんだ。

大好きだった「マカロニほうれん荘」を描いた鴨川つばめや、下品で嫌いだった「がきデカ」山上タツヒコのその後など、懐かしい漫画家についても詳しい。

いろいろとまた、読みたい!と思う候補の本が出てきたよ。
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by megumi510 | 2008-11-28 00:55 | 読書