晴漕雨読、ときどき山林

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アメリカ人らしい

「ただマイヨ・ジョーヌのためでなく」 ランス・アームストロング

アマゾンのおすすめに出ていたので、読んでみた。
自転車ものは、「銀輪の覇者」「サクリファイス」など、案外読んでいる。
なので、自転車レースの知識は、ばっちり。

作者は、ツール・ド・フランスで総合優勝を果たしたことのある、選手。
若い頃からめきめきと才能を伸ばし、21歳でアメリカのチャンピオンとなります。
その絶好調のときに、ガンにかかるのです。

自転車競技についても書いているのですが、この本のほとんどは、ガン闘病記です。
その治療がすごい。
アメリカっぽいなー、思ったのです。

まず近くの医者に診てもらって、その病気の権威を探して話を聞き、ほかにもいい先生がいればまた話を聞き、といったかんじで、とにかく自分で調べて、いろんな医者の意見を聞いて、その中で治療方法を自分で選んで受ける・・といったかんじ。


アメリカでは、患者と医師が対等の関係にあるようです。
それが本来の形ですが、こんな診てもらい方は、あまり日本では見られないと思う。
リスクを理解しないまま、知らないクスリを飲み、治療を受ける、アメリカに比べると、そんな傾向にあると思う。
どちらが悪いとは、一概には言えないのですが。

生還率3%のガンを克服して、しかも自転車レースの最高峰、ツール・ド・フランスで優勝しちゃうなんて。
事実は小説よりもずっとずっとドラマチックなのでした。

ガンにかかったときに切り捨てたチームを見返すところなんて、フィクションなら「ありえないでしょ」なんて冷ややかに思ってしまうのだけれど、実際に起こったことなんだもんね。

ツール・ド・フランスをちゃんと見てみたいなー、なんて思ったのでした。
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by megumi510 | 2008-06-30 23:57 | 読書