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都心の林業イベントってどんなひとが来るのかな

平日の夜、神田のど真ん中、農文協・農業書センターで開催された
「見られる!触れる!作業服とチェーンソー」
というイベントに参加してみた。

チェーンソーなどの山しごとに使う防護服をメインに、実際に触ってみよう、着てみようという謎のイベント。
だって、平日の夜に林家さんがそこにいるはずはないですもんね。
一体、どんなひとが来ているのかを知りたくて、参加してみました。

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会場に入ってみると、小さな書店。
農業関係はもちろんのこと、林業や小屋の作り方、植物図鑑、里山の生活などなど、興味深い本がたくさん。
30分ほど早めに行ったのだけれど、全部回れなかった(笑)。

前半は、全国林業改良普及協会「林業現場 道具と技」の編集部のタダノさんが、林業の事故状況や防護服の必要性、肌着についての講座。
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チェーンソーの刃が身体にあたったときに守ってくれるウエアについての説明など。

ちなみに写真の画像は、秒速20mでチェーンソーの刃があたっても、防御できますよ、というマーク。
50ccの大きなチェーンソーを全開で回しても秒速24mなのだそうで、レベル1でほとんどのチェーンソーに対応できる。

チェーンソーの刃を絡め取る綿の入った生地を使ったウエアについて。
厚生労働省は、2015年10月に着用を義務付け、2018年3月にさらに厳しく、罰則を伴う着用義務とした。

防護服は海外では早くから義務化されているようだが、なぜ日本はこんなに義務化が遅かったのか?と質問したら、林業のひとは薄給で買うお金がないから‥との回答でした。
今は補助金などもあるようなので、予算を確保できなかったなどの政治的な理由もあるのかな?と思った。

防護ズボンなどに使われている特殊な生地は、いつごろからあるのか?と質問したところ、
海外では、50年ほど前からアイデアはあったとのこと。

日本の林業では、なぜこんなに対応が遅かったのかな?
物理的なことで事故をある程度減らせるなら、つければいいだけのことなのにね。
反対する理由がよくわからない。

川にライフジャケットを着けずに出るようなもの。
いくら自分の能力が万全だと思っても、”万が一”ということがある。
チェーンソーを使うのだって一緒だと思うんですけどね。

最近は、オレゴン社から廉価なチャップス(お手頃価格ながら、柔らかく動きやすい素材!)が発売されたので、薪用にチェーンソーを使うときにも着用をおすすめしたい。
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講座のあとは、ハスクバーナ社製のウエアを試着したり、触ってみたり。
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これは女性用のSサイズ!!!
欧米ではちゃんとあるんですねー。
着た感じは、アウトドアウエアと同様に、ウエストがしゅっとしてるデザインで、かっこいい。
素材も柔らかくて動きやすい。

ちなみに、この蛍光オレンジは特許の色だそうで、日本製品だと同じ色を出すのは難しいのだとか。

講座でお話くださったタダノさんから聞いた、小さいサイズのチェーンソーパンツ情報をいくつかご紹介。

● 八戸森林組合
 イチオシ!
 わたしも愛用しています。
 八戸森林組合は林業の事故を減らしたいとの考えで、あまり利益をとらずに製品化している(タダノさん談)のだとか。
 生地が軽くて柔らかくて、やや高めですがコストパフォーマンスは悪くないと思います。
 八戸森林組合

● 手袋のメーカー「株式会社マックス」が作っているミスフォレスト
 ミスフォレスト(リンク先はデジタルカタログです)

● 「シッププロテクション」
 XSサイズ設定があるので、女性におすすめ。 
 シッププロテクション防護ズボン

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本題の、どんなひとが来てるのか?は、以下の通り。

大学の先生で生徒の付き添いで山しごとを時々するとか、森林ボランティアなどですでにチェーンソーを使っているとか、林家に嫁ぐので山しごとを勉強中とか、そんな方々でした。

女性の割合が案外多かったです。

by megumi510 | 2018-04-20 20:23 | 山しごと