晴漕雨読、ときどき山林

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投票は選挙だけじゃない。

最近寒い日が続いて、積ん読状態だった本をモリモリ読んでいます。
今年に入って読んだ本は、19冊。
ほぼ一日1冊ペースですね。

まあ興味をもった本を手当たり次第に読んでいるのだけれど、「投票する」ってことばが何度か出てきた。

「フェルドマン博士の日本経済最新講義」 ロバート・アラン・フェルドマン


これからの日本経済について、わかりやすく説明してくれてる。
世界経済の動向から、今日本が立たされている状況が俯瞰的に考えられる。

この中で、政治経済の上で元凶となっているのが、既得権益。
選挙制度が老人有利、地方有利なため、なかなか改革が進まない。
一票の格差を正していかないと、国家予算の中で重荷になっている社会保障費を削ることができない。
次代の技術を開発する研究費や、若い人たちの教育などに使っていけるようにしないと、これからどんどん先細りになるばかりなのだ。

ただ、国会議員はそれをやってしまうと支持されないので、選挙改革ができない‥というジレンマに陥ってるんだよね。
オーストラリアのように投票を義務化して、しなければ罰金とかにすればいいんだよね。

アベノミクスについての解説は、わかりやすくてよかった。
いい部分もたくさんあるんだけれど、それがメディアを通して伝わってこないのは、なぜなんだろう?

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ただ、投票は選挙だけじゃないってことが、いろんな本の中で出てきた。

「スペンド・シフト」 ジョン・ガーズマ


支持したい会社のものを買うのは、お金で投票するということ。
それによってその会社がよりよくなる。
多少高くても、環境によかったり、雇用者にやさしかったり、そういうのが購買を決める要素になる。
利他の精神がないと、これからは支持される商品や会社にはなれないということかも。

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「戦略がすべて」 瀧本哲史


この本の中で、地方消滅について触れられているんだけれど、
「足で投票する」とある。

要は、それそれの地方を見比べて、価値のある場所へ移住するってことだ。
地方自治体もサービスによって競争が生まれ、淘汰されていく。
人口がどんどん少なくなっていく中、価値のない場所には住んでもらえない。

どうやって価値を作り出すか、なんだな。

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ちなみに、そういう地方の魅力を上げて活気があるのがポートランド。
アウトドアサンダルのキーン本社もここだよね。

スペクテイター34号


クラフトビールとか、こだわりコーヒーとか、ものづくりとか、大量生産大量消費とは大きく違った温かみのあるものが大切にされていて、相乗効果でまた新たにひとがやってくるかんじ。
青梅が目指すのはここなんじゃないかな、なんて思ったりする。

by megumi510 | 2016-01-20 22:52 | 読書