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晴漕雨読、ときどき山林

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チームプレイは嫌いだった

カヤック、スキー、マウンテンバイク、テニス。
わたしの好きなスポーツ。
共通点は、どれもひとりで楽しむスポーツというところ。
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昔からチームプレイって嫌いだった。
根っからの負けず嫌いなので、「ひとのせいで負けるのもイヤ」、「自分のせいで負けるのもイヤ」。
自分ひとりだったら、技を向上させるのも怠けるのも、自己責任。
そんな理由から。

そんなわたしでしたが、最近いろんな活動を通じて、チームプレイの大切さを学んでる。
ひとりではできないことも、チームでやると大きなことができる。

例えるなら、ラフティングボートならカヤックでは行けない激流も行ける。
チームであれば、クリークも攻められる。

「君に友だちはいらない」 瀧本哲史

この本は、チームとは何か、チームのあり方、チームだからこそできること、チームメンバーの選び方、チームの役割、チームで変えられることなどについて、実例をいれつつ、わかりやすく書かれている。
買ってからすでに二度、読み返しました。

いろんな能力に長けたひとがいるから、チームとしてまとまったときにパワーが出る。
なかでもわかりやすかったのがその役割の例え。
 「勇者」:ビジョンをぶち上げるリーダー
 「魔法使い」:勇者にとってのメンター(よき指導者)、支援者、アドバイザー的なひと。進むべき道を迷ったときに正しい道を指示してくれる存在。知性と経験を持っている。
 「エルフ」:チーム内における優等生的存在。頭の回転が速く、客観的に物事が分析できる。勇者がぶち上げたビジョンに対して必要なものやことがらをクールに計算。プロジェクトに現実感を与えてスケジュールに落とし込む役割。
 「ドワーフ」:エルフの冷めた視点とは反対に熱狂的な忠誠心をもち、ビジョンの実現に向けて力強く行動する。組織の秩序を率先してつくり上げる。
 「トリックスター」:既存の秩序にとらわれず、ときにはそれを壊して新たな気づきをチームにもたらす。外部の自分たちと異なるものとのつながりを作る。

いつも同じ役割ということはなく、状況によって変わる。
大事なのはビジョン。
目標に向かって、それぞれの役割を果たしながら、困難を乗り越えて進んでいくのがおもしろい。

***

プロジェクトのミーティングで発言できないのは焦る。
参加していないのと同じだから。
何か意見を言える自分でいたい。
だからもっとチームのプロジェクトについて役立つように、自分の居場所を作らなければ。

なんてことを考えて、日々を送ってます。
みんなで大きなことを作っていくチームプレイ、楽しい。


by megumi510 | 2013-12-19 15:58 | 読書