「日本辺境論」 内田樹
新書大賞2010だったので、読んでみた。
うーん、期待していたのとはちょっと違ったかな?
正直言って読みにくかった。
特に中盤は眠かったー。
辺境であるが故の「道」の発明についてはおもしろかった。
先達がいて、それを追う立場であることのメリット、デメリット。
開祖でない限りは免れる責任、ゆえに道を永遠に究めることを逃れる抜け道があるということ。
漢字+ひらがなの言語とマンガの関係についても、おもしろかった。
漢字は見たイメージの絵に近いもの、ひらがなは音を表す文字であること。
この二つの組み合わせの言語ゆえに、画+ふきだしのマンガが日本人にマッチしたのでは、という論。
途中だれるけど、さらっと読むにはいいのかも。
☆☆☆