「99%の誘拐」 岡嶋二人
「クラインの壺」がおもしろかったので、また岡嶋二人作品を読んでみた。
事件の発端は、19年前の誘拐事件。
新規に工場を立ち上げるための資金が子供の身代金として奪われてしまう。
誘拐された当時5歳の子供が大きくなった現在、また事件は起こる。
いやー、おもしろかったです。
これもやっぱり本を置けないくらいにぐいぐいと引き込まれる展開でした。
それにしても・・5年前って、こんなんだっけ?と思いました。
携帯電話も普及していないし、メールなんてもってのほか。
この10年足らずで情報関連の環境は大きく変わったのだなー、とこの小説を読んで改めて感じ入りました。
娯楽作として、おすすめ!
☆☆☆☆