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儒教の影響

「儒教と負け犬」 酒井順子
 「黒いマナー」
 「たのしいわるくち」

「儒教と負け犬」、いい本でした。
韓国、中国、日本、とも、女性が働いて地位やお金を得るようになってから、独身女性が増える傾向にあるとか。
これには儒教が関係あるのでは・・との考察から酒井さんが現地調査した本。

儒教では、男尊女卑。
だから男は上、女は下、と刷り込まれている。
だから、女性が地位やお金を得るようになると、自分とつりあう「地位も財産も上の男性」とじゃなきゃイヤ、ってことになる。
でも、「上の男性」はもっと弱い女性が好き・・。
ということで、すれ違いができて独身女性が増えることに。

中国の負け犬たちは、元来女の立場はそれほど弱くなかったので、弱い男性とうまくつりあいをとってなんとかなってる。
韓国の負け犬たちは、女が折れる形でなんとか男性と出会っている。

で、日本の負け犬が一番結婚の望みはうすいかも。
バブルもあって「よりよい'次'があるのでは?」という期待感から婚期を逃しているのかな。

日本の負け犬たちは、折れもせず、弱い男とも合わず、独身を貫いていきそう。
まあ、それはそれでよしとしますけどね。
by megumi510 | 2009-12-18 22:45 | 読書