晴漕雨読、ときどき山林

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トイカメラで撮ったような

「終の住処」 磯崎憲一郎

テレビブロスで豊崎さんが絶賛していたので、読んでみた。

結婚してからの20年間を走馬灯のようにぐるりと覗いてきた感じ。
それもあっという間のできごとで。

視点がまるでトイカメラの写真みたい。
見えているところには焦点が合っているのだけれど、周りはぼんやししている。

浮気があって、子供ができて。
奥さんのことはいつまでもわからなくて。

この人にとっての結婚って、どういうものなんだろう?
誰の小説にも似ていない、なんだか不思議な読後感でした。
by megumi510 | 2009-09-07 21:42 | 読書