晴漕雨読、ときどき山林

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血みどろの殺戮、その意味は

「新世界より」 貴志 祐介

上下巻のすんごい厚い小説。
一気に読みたかったので、大晦日からお正月にかけて、読破しました。

ダビンチほか、いろんな書評で評判がよかったので。
実は12月の関西遠征のときに読もうと思って持っていったのですが、けっきょく、時間がなくていっさい手をつけていませんでした。

舞台は1000年後の日本。
今現在は小説中「古代」となってます。

呪力という名の超能力を持った人間たちが支配する、完結した世界。
それに隷属する、バケネズミ(ネズミから品種改良して作った動物)たち。
たくさんの血みどろの戦いがあって、結果、驚きの事実を知ることになる。

主人公たちの性格があまり好きじゃなくて、物語にはそれほど同調できなかった。
異様に好奇心が強すぎたり(まあ、それがないと物語りははじまりませんが)、緊急なのに長ったらしく説明したり(結論から言えよ!とつい、ツッコミを入れたくなります)などなど。

ただし、内容的にはすばらしいです。
長い長い戦いを経るからこそ、人間のおごりが強く炙り出されるしかけ。

「奇狼丸」がかっこよかった。
アニメになってもよさそうな、話でした。

時間があったら、どうぞ。
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by megumi510 | 2009-01-05 22:13 | 読書