きっかけは、淡路島のファシリテーターの青木さん。
こんなイベントを企画されました。
参加したい!
でも開催はGW‥連休は休めない!
ということで、参加できませんでした。
うーん、残念。
しばらくして、9月に静岡(淡路島より近い!)で荒木さんの講座が開催されるとか。
これはもう、参加しなくちゃだー。
開催されるのは、静岡市。
静岡県の県庁所在地です。
必要もないのに(笑)始発の電車に乗り、新幹線に乗りました。
ひかりじゃなくて、こだま。
久しぶりの電車旅~。
庭園がすばらしく、結納や結婚式で有名なところでした。
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荒木さんの婚活セミナー開始。
ステキな中庭で、婚活イベントでやる「お見合い回転寿司」を疑似体験。
男性と女性が輪になって、自己紹介をして逆方向へぐるぐる回っていく。
「ああ、もうちょっと話したいな‥」と思えるくらいの時間で、チェンジ!
あとから説明してもらったのですが、このお見合い回転寿司の目安時間は、2~2分半。
2分って、話がはずむと短いけれど、話が合わないとそこそこ長い。
ただ、その持ち時間さえももたないんだったら、相性が悪いってこと。
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講師の
荒木直美さんは、成約率5割とも言われる凄腕の婚活コーディネーター。
話がおもしろく、テンポよく、あっという間にひきこまれました。
高校を卒業した後、東京のはとバスに就職、バスガイドをしばらくやっていたそうです。
研修で、奥多摩へも来たことがあるとか。
熊本の男性と知り合って、実家の長崎へ帰ることに。
そのときちょうど、ハウステンボスがオープンしたタイミング。
そして、テレビのレポーターなどもやっているうちに、婚活のプロデューサーもやるようになったのだとか。
ちょうど、ねるとんが流行っていたころです。
ねるとん、若い人は知らないだろうなぁ。
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まず何よりも意識改革をしなくちゃいけないのが、男性。
子供を生むわけじゃないから、いつでも結婚できる、と勘違いしている。
実はそれが、大きなまちがいだと言う。
遅くなればなるほど、選べなくなる。
年齢が上がるうちに頑なになってきて、逆に注文は多くなる。
→ 結婚できない
ってことみたい。
生涯未婚率も、男性の方が多い。
だから、できれば男性も20代から婚活をしたほうがいいのだ!
ちなみに女性は、「お金がないと結婚できない」と思い込んでいる。
でも、お金は、かけなければかけずにすむもの。
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はっきりいって婚活イベントって、独身男女を集めて出会う場所を作ればOKなのかと思っていました。
いやいや、もう、ぜんぜん違います!
ここが今回いちばんの、目からウロコでした。
成立カップルを多数作り出すイベントをやっている荒木さんは、そんな次元ではないのでした。
婚活でカップリング成立させる一番のキモは、「事前レクチャー」。
これがないと、やる意味がないかな?と思うくらい。
成功するもしないも、ここで6割くらいが決まるんじゃないのかな。
具体的には、
女性には群れないこと。
→ 「サバンナの一頭のシマウマになれ!」
男性は、かんじよくなること。
→ 「ウイスキー」言うと笑顔を作れる
明日やろうはバカ野郎(告白を先延ばししない)
それぞれのオリジナル自己紹介を作る(キャッチフレーズなど)
‥などなど、
男性と女性と別々の部屋でレクチャーして、イベント中のふるまい方を説明する。
いくら気持ちがあっても、行動しないと成果が出ないので。
印象をよくするための髪型や服装など、当日だけでなく、事前にレクチャーする場合も多いのだとか。
大事なのは、時間と何をしなくちゃいけないのかを、事前に伝えておく。
例えば、午後3時半までに、気に入ったひとを二人、決める、といったように。
そうすると、それに合わせてそれぞれが考えて動けるから。
イベント中は、群れたり、女性がひとりっきりになったりしないように、時々参加者を呼び出してアドバイス(ねるとんみたい!)する。
八方美人はOKということも伝えて、いろんなひとと話しやすいようにする。
最後のお願いタイム。
などなど、動きが固まってしないような工夫がたくさん。
まとめると、こんなかんじ。
「婚喝」!
コミュニケーション下手なひとたちを、いかに行動させるか。
動いてもらうか。
なのだ。
軽い登山でやったり、お寺でやったり。
浴衣に着替えてやったり。
普段とちょっと違う自分(アウトドアウエアを着るとか、浴衣を着るなど、コスプレ要素があるといい)になれる場になると、集まりやすい。
ご当地婚活イベントも、集まるそうで。
御岳だったら、ラフティングやトレッキング、BBQかな。
やりようによっては、山林もよさそうなんだよね。
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思えば、以前は恋愛指南の雑誌などがたくさんあって、恋愛するのが当然、みたいな空気があった。
恋愛ベタな草食男子は昔からいて、そういったひとはおせっかいな周りのひとが、ちょうどいいひとを紹介して結婚するしくみがあった。
今は会社の上司などもセクハラやパワハラにもなりかねないので、そういったおせっかいもしづらくなっている。
しかも親元は居心地よくて、そこから出る必要性を感じていないってのもあるし。
若者の傾向も、特に趣味とかなくて、家でアマゾンプライム見てたり、ゲームをやっていたりして、外へ出かけなくても時間つぶしできちゃうところも原因のひとつかな。
そうやってひとりで時間つぶしできるようになっちゃうと、他人と一緒にいるのが逆にめんどうくさくなるかもね。
実際、結婚願望がうすい若い人が多いようにも思うし。
結婚する(できる)しくみそのものがなくなっちゃってるんだよね。
日本の未来って、これからどうなっていくのかな。