「日本のデザイン」原研哉
Hon'sで紹介されていて、おもしろそうだったので、読んでみた。
(2回繰り返して)読んだ^^。
デザインのなりたち、「プリミティブ」→「デコラティブ」→「エンプティ」「シンプル」っていうのがおもしろい考え方だな。
技術がないうちは、道具は飾りけがないけれど、それはプリミティブ(原始的)だから。
権力を見せるための道具として、より複雑で技術的にも難しい模様がつけられていく、デコラティブ。
そして日本では応仁の乱によって京都が全部焼け落ちたあとに生まれたエンプティ(からっぽ)デザイン。
日本は丁寧な仕事、細やかな心遣い、ち密な作業などが国民性としてある。
もののデザインだけでなくて、住環境や観光業にも。
それこそが今後の日本の産業を発展させていく元になるんじゃないか、と言ってる。
中国をはじめとするアジアにないもの、それこそが日本のオリジナリティじゃないかと。
日本のよさって何?を再認識できる。
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車についてもおもしろい。
スピードとかステイタスではなくて、道具としての車。
だから空力を考えない、スペースいっぱいの車(ダイハツタントや日産キューブなど)が日本らしいデザイン。
コンパクトでありながら多用途に「運べる」軽トラこそ、日本らしい車だとも言っている。
法律上、コストがかからないから制限されてきた軽自動車。
だからこそその中でやりくりしてきたコンパクトさが逆に魅力になってるって、おもしろい。
これからは世界的にも受け入れられる可能性を秘めてる。
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住まいのデザインについても、おもしろいと思った。
画一的な部屋割りで建ててしまいがちだけれど、もっと「ヘソ」を考えたほうがいいんじゃないかと。
お風呂が好きだったら、お風呂をメインとした家に。
料理が好きだったら、台所をメインとした家に。
考えてみれば、山梨の実家は、まさしくそんな「ヘソ」を重視した自由な設計の家だ。
父はお風呂好き。
だから二階家の南側、富士山が見える一番の場所をお風呂場にした。
富士山を一望できる南側は一面窓で、湯船につかりながら景色を楽しめる。
しかも5-6人は余裕で入れるサウナ風呂まであるし。
母は台所にこだわり。
床暖房でシステムキッチンで、とてもいいごこちがいい。
そういう意味では、うちの両親は常識にとらわれない人ってことか。
すごいな。
わたしが家を建てるとしたら、もっとありがちな家を建ててしまいそうだもんね。
著者の原研哉は、だからこそ家はまだ可能性があるって書いている。
もっと自分の「好き」にこだわりをもった家。
個性が出てくると、家を建てる楽しみがもっと出てきそうだもんね。
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観光についても。
日本の高級旅館ってすごい。
これは世界でも類のないサービスだと。
実際、アマンホテルリゾートも影響されているのだとか。
ハード面だけでなくて(西洋式のホテルはこっちに重きを置いてる気がする)、たくさんの細やかなサービスが積み重なった「もてなしの織物」と言っている。
このおもてなしの心って、茶の湯から来てるのかな?
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デザインに限らず、日本の文化をまとったモノってことなんだろうね。
そのまわりにあるベールの部分をもっともっと考えたいところだ。